IT業界の仕事とは/分かりやすい・使いやすいを実現~使い心地デザイナー編
身近に溢れ返りすぎて逆につかみづらい、ITの世界。
どんな分野があって、具体的にどんな仕事をしているのか。
PC使って仕事してるんでしょ...??から一歩抜け出すために、
業界初心者が同じ目線で職業レポートしていくシリーズです。
おおまかなタイプ分けはこちら↓
このページの内容
UI/UXについて
UI/UXデザイナーが使う知識や技術
UI/UXとよばれるもの
例えばスマホだと、思ったところをタップすれば操作できます。
当たり前っちゃ当たり前なんですが...
ぱっと見でだいたい、このアイコンを触ればこれが開く、
このメニューを触ればこんな操作ができる、というのは
想像がつくと思います。
私たちユーザーが、コンピュータのシステムを使う時に
分かりやすく、使い勝手よくするものを
UI=ユーザーインターフェース
といいます。
インターフェースは繋ぐという意味なので、
ユーザーとシステムを繋ぐ役割、という位置づけですね。
例えば、メールアプリのアイコンには
手紙のマークがついていて
一目でメールアプリだな、と認識できます。
UXはユーザーエクスペリエンスの略で、
そのUIでシステムを使った結果どう感じたか、
みたいな意味になるそうです。
このボタンの仕様面白かった!とか
分かりやすかった!とかそんな感じです。
こういった使い心地をデザインする人のことを
UI/UXデザイナーと呼びます。
もともとの意味的には広く、工業製品などの使いやすさを設計することから、
Webサイトやアプリなどの画面設計まで指すようです。
知識や技術
UI、UXについて検索すると、
「人間中心設計」という言葉が頻繁に登場します。
文字通りかもしれませんが、使う人の目線に立った設計をする
という考え方のことです。
実際に使ってくれる人の特徴を具体的に挙げて(ペルソナ)、
こういう人だったらこう考えてこうするだろう、などと予測を立てて設計したり、
実際使い心地に関してアンケートを取ったりもするようです。
そして、さきほど工業製品の使い心地設計もUI/UXと述べたんですが、
実際求人としてはウェブの画面設計の方が多いようです。
UI/UXデザイナーは、ソフトウェアなどシステムの開発と
見た目を作るウェブデザインとの間のようなポジションで、
両方の知識が求められることもあるようです。
具体的な言語としては、
ウェブ上でのレイアウトなど見た目を作れるHTML・CSS、
サイトに動きをつけたりWebアプリ等もつくれるJavascriptなど。
必須の資格は特にないようですが、
持っていると客観的に能力を証明できるものはある模様。
「ウェブデザイン技能検定」や「Webクリエイター能力認定試験」は
ウェブ上におけるUIについて理解しています、もしくは
実際コードを書いて作れます、という証明になります。
このあたりは、レイアウトなど見た目を作る
Webデザイナー要素かなと思われます。
また、受験するには実務経験が数年必要になるようですが、
人間中心設計(HCD)専門家資格認定制度というのもあり、
ユーザーの視点に立つための知識が問われるようです。
まとめると「直感的に操作できることを目指す」
というものすごくふんわりした内容でした...。
Webデザイナーが、依頼者の要望に沿って
見た目を構築していくのに対し、
使い心地・使い勝手目線で設計するのが
UI/UXデザイナーという認識でいいのかなと思います。
結局工業製品の設計のような話はほとんど出てこなかったので、
UI/UXデザインといえば、Web上での利用者目線での設計
という認識が一般的なのだと思われます。
スマホの普及により、こういう分野の需要が
急増しているということでしょう。
実際にユーザーが触れる画面を分かりやすく、
使いやすく設計することで、ユーザーとシステムを
心地よく結びつけるエンジニアのお話でした。
せっかく便利なシステムを作っても、
操作が分かりづらいとか、機能が探しにくいとかでは
ユーザーにとっては使いづらくて仕方ありません。
見やすい、探しやすい、使いやすい。
これによって、システムそのものの評価や価値も上がり、
実際に使ってくれる人も増えることで
多くの人の助けになっていることでしょう。
ということで、今回のレポートは以上です。
ではまた!
この記事の投稿者
入社間もない採用アシスタント兼広報担当。
学歴高卒/完全未経験で拾っていただき、日々勉強しながら&調べながら発信中。
とりあえずITパスポートは入社後3週間ちょいで取得済。
趣味は絵とカラオケと自転車(眺める専)、九州の実家には拾った猫3匹&カメ1匹が鎮座。
参考にさせていただいた書籍やサイト(順不同・敬称等略)
情報処理エンジニア職業ガイド / 豊沢 聡 / 大間 哲 ◎共著
https://freelance.techcareer.jp/articles/wp/detail/12000/