IT業界の仕事とは/システムの安定・安心を守るITオペレータ
IT業界とひとことで言えども、分野も職種も様々。
今や身近に溢れすぎていて、
具体的な仕事内容は?と聞かれても
言葉に詰まってしまいそうです。
ここでは、実際にどんな仕事があるのかを
業界初心者が職業レポートしていきます。
パソコンで仕事するんだよね...??
から一緒に抜け出しましょうb
このページの内容
ITオペレータについて
知識や技術について
システムを監視して守る
人が手を動かすよりも効率的に進めるために
業務がシステム化されていたり、
人が対応しなくても自動で進められるように
サービスがシステム化されていたり...と、
世の中にはシステムが溢れています。
そのシステムを考えて開発するのは
もちろんエンジニアなのですが、
システム自体も作ったら終わり...ではありません。
作った後は、実際に動き続けてもらわなければなりません。
ですが、なにか不具合が起きてしまったり、
プログラムを動かす環境に変化があったりなど、
運用を始めてからもなにかしら起こるもの。
そこで、システムを開発した技術者と
開発されたシステムを実際に使う利用者の間に立って、
システムが安定して動き続けられるようにする
「ITエンジニア」というポジションがあります。
システム自体、人間が動かしていない時でも
働いてくれるように作っているもの。
人間は食べて寝て回復する時間が必要ですが、
プログラムされたシステムはそんなことありません。
というより、使う側の都合に合わせて
いつでも対応してくれないと逆に困ります。
そんな、24時間365日しっかり動かないといけないシステムを
見て管理して、なにかトラブルが起きたら復旧させる
お守り的な役割のエンジニアがいます。
”ITエンジニア”というくくりの中でも、
「ITオペレータ」というお仕事です。
ITオペレータ
企業が導入しているシステムの操作・監視をする職です。
工場でのライン作業で使う機械を動かしたり止めたり、
不具合があれば対応したり...といった、
工場で機械を操作する人もオペレータと呼ばれますが、
対象がコンピュータというだけで、ニュアンスは同じようなものだそう。
いくつかの処理を一時的にストックして
定期的にまとめて行うバッチ処理というものが
ちゃんと行われているかを確認したり、
システムを動かすコンピュータが、不具合など
なにかしらの事情で動かなくなったとき、
予備のコンピュータに切り替えてシステムを繋いだり、
メンテナンスを行う時には一時停止したり、
トラブルが起きたら、原因を調べて復旧、報告したり...
といったことが主な業務になるようです。
システムを24時間365日動かし続けるための役割なので、
お休みは不規則になるよう。
シフト制や休日出勤、深夜の時間帯での勤務、
時間外での呼び出し...といったことも。
知識や技術
基本的には、マニュアルに書かれた初歩的な対応を行い、
手に負えないものは技術部門にまわして
対処してもらうことになるようです。
トラブル対応も最近では自動化されており、
このポジションは減っている側面もあるようですが...
一から開発するわけではないので、
システムの構築やプログラミングは
できなくても働けます。
学歴も大卒でなくて構わないので、
未経験でもIT分野に参入しやすい職と言えます。
もちろん働く場所によって
要求されるレベルは変わってくるので、
システムを使っている企業側の質問に答えることから、
セキュリティの管理、アップデート、
改善した方がよさそうならその提案などを
することもあるようです。
知識や経験が身に着けられたら、サポート部門など
より上位の職を目指せます。
資格は特に問われませんが、
基本情報技術者試験などの知識や
ネットワーク系の資格があると有利だそうです。
いつでもちゃんと見れる、使える―
これには、24時間365日常に交代で見張り、
何かあれば復旧に努め、守ってくれる
エンジニアがいてくれるおかげなんですね。
エンジニアが守ることでシステムは安定し、
利用者の安心感と信頼につながります。
安心と信頼のもとシステムを利用できることで、
そのシステムを利用して最大限
なにかパフォーマンスを発揮できる、
ということにもつながります。
ということで、今回のレポートは以上です。
ではまた^^
この記事の投稿者
入社間もない採用アシスタント兼広報担当。
学歴高卒/完全未経験で拾っていただき、日々勉強しながら&調べながら発信中。
とりあえずITパスポートは入社後3週間ちょいで取得済。
趣味は絵とカラオケと自転車(眺める専)、九州の実家には拾った猫3匹&カメ1匹が鎮座。
参考にさせていただいた書籍やサイト(順不同・敬称等略)
情報処理エンジニア職業ガイド / 豊沢 聡 / 大間 哲 ◎共著
https://it-kyujin.jp/article/detail/628/