IT業界の仕事とは/質を向上!ソフトウェア開発アシスタント編
身近に溢れすぎていて逆にわからない、ITの世界。
どんな分野があって、具体的にどんな仕事をしているのか。
PC使って仕事してるんでしょ...??から一歩抜け出すために、
業界初心者が同じ目線で職業レポートをしていくシリーズです。
おおまかなタイプ分けはこちら↓
このページの内容
・ビルドエンジニアについて
・テストエンジニアについて
全体構築アシスタント
システムを作る時には、コンピュータに指示を出して
動いてもらわないといけないので、
機械が分かる言葉で指示書を書かないといけません。
ですが、コンピュータは0か1しか理解してくれないので、
それだと指示したい人間が理解できません。
ですので、プログラミング言語は
人間が見て分かりやすいように、
人間が書きやすいように作られています。
そうして人間が分かる形=プログラミング言語
で書いた指示書をソースコードといいます。
そこから、次は機械が理解できるように機械語(=バイナリコード)に翻訳されます。
これをコンパイルと呼ばれます。
そうして作ったたくさんのコードたちを
リンクさせたり、起動できるコードを追加すると、
私たち利用者が使えるパッケージ化されたソフトが出来上がります。
ざっくりこんな感じで、ソフトを開発する
この一連の流れを”ビルド”と呼びます。
(ちなみに、自転車のフレームを、鉄パイプ溶接したりして
作ることもビルドと呼ばれますよ。いらん情報でしたかね笑)
これが、例えばゲームなど複雑で大規模な開発になると、
コードを書く人数もとんでもなく多くなります。
大人数で開発すると、どうしてもどこかですれ違って
不具合が生じたり、すり合わせが上手くいかない場面が出てきてしまうそう。
そうならないように、自動化できるところは自動化して、
不具合少なく、効率よく作業が進むように管理するポジションです。
その自動化するためのツールを設定、運用していく、
開発環境を良くする役割です。
こうしたソフトウェア開発の全体構築をアシスタントする職は
ソフトウェアビルドエンジニアと呼ばれています。
全体管理の役割になるので、個々のソースコードを書くプログラマよりも
知識や経験が求められるようです。
テストエンジニア
開発したソフトウェアは、ちゃんと動くのか、
不具合はないかチェックしないといけません。
品質(Q:クオリティ)管理(A:アシュアランス)で
QAエンジニアとも呼ばれるそうです。
テスト自体の計画・設計、仕様書のチェック、
そして実際にテストをした結果を分析。
また、隅々までしっかりチェックするために、テストそのものも自動で行われます。
このテストツールを管理運用するポジションも別にあるようです。
不具合が見つかった場合、どこがどう悪いかが分からないと
分析も報告もできませんので、プログラミングの技術はもちろん、
動作させるOSやネットワークなどの環境の知識も求められるよう。
テストは当然ながらソフトウェア開発=ビルドの後の工程ですので、
ビルドと連携して行われます。
そのため、ビルドに関しても知っておく必要があるそうです。
コードを書く、という行為だけが開発ではないってことですね。
他にも、企画からスケジュール管理、費用、リスクの管理など、
開発に関わるいろんなポジションがあるようなので、
別途記事にしようと思っています。
システムやソフトウェアをコードから作る人を支え、
間違いや不具合ができるだけ起きないようにし、
製品として質の良いものに仕上げる役割を果たす、
アシスト的エンジニアのお仕事についてでした。
この役割が別途あることで、コードを書く人は
安心感増し増しで開発に専念することができ、
さらにミスが減ることで不具合が減り、
出来上がった製品を使う側にとっても快適になります。
開発する人の安心と、使う人の快適さや信頼に
貢献しているポジションなんですねb
ということで、今回のレポートは以上です。
ではまた!
この記事の投稿者
入社間もない採用アシスタント兼広報担当。
学歴高卒/完全未経験で拾っていただき、日々勉強しながら&調べながら発信中。
とりあえずITパスポートは入社後3週間ちょいで取得済。
趣味は絵とカラオケと自転車(眺める専)、九州の実家には拾った猫3匹&カメ1匹が鎮座。
参考にさせていただいた書籍やサイト(順不同・敬称等略)
情報処理エンジニア職業ガイド / 豊沢 聡 / 大間 哲 ◎共著
https://hrmos.co/pages/cygames/jobs
https://e-words.jp/w.html
https://career.levtech.jp/guide/knowhow/article/284/