写真加工のプロから学ぶ"目的"

ここのところ、事務所が移転して
その写真を撮ったり、
各駅からの道順を撮りながら辿ったり、
事務所近辺のグルメ巡りを考案したりと、
サイトに写真を投稿したくなる
機会が増えました。

そこで写真を少し明るくしたいなー等と思い
かの有名なPhotoshopを
見様見真似で導入したのですが、
機能が多すぎて使えているのかわからない...
出来ってこんなもんでいいのか...??
などと思っていました。

ということで、ちゃんと
フォトショを使えるようになるべく、
教本となりそうなものを購入。

大谷キミトさん著、「Photoshop Retouch」。

もちろん技術面も凄くて、
始めたての青二才が簡単に
真似できる代物ではなさそうだなとか、
そもそも操作に慣れが必要だな
とかは思ったのですが...

個人的にはこの本のメインは
序章も序章、いっちばん最初に
書かれているなと思いました。

―”なぜレタッチするのか?”

写真のレタッチとは、一般的に
・色の補正
・「汚れ」や「ゴミ」の除去
・合成
・画像の修正や加工
のこと。

それらは作業でありテクニックなのですが、
考えるべき本質は
"なぜレタッチが必要なのか"
”レタッチの目的とは何か”―。

著者はこう記しています。

レタッチの目的=見せたいもの・
伝えたいことの鮮明化

見てほしいものに目を向けてもらうため、
その写真で伝えたいこと、感じてほしいことを
まっすぐ伝えられるようにレタッチをする。

一番見てほしいもの、感じてほしいものから
視線が別のところに外れてしまわないように、
余計なものは除いていく。

伝えたい雰囲気、空気感、イメージ...
それを感覚にダイレクトに届けられるように、
微妙なニュアンスも含めて補正をしていく。

それがレタッチの本質だと。

どこまで手を加えればいいかわからない、
レタッチで何をしたらいいか分からない...
といった漠然とした迷いや不安は、
レタッチの目的をはっきりさせることで
なくなりますよ、と記されています。


この考え方、生きていく上で
いろんなところに応用できるのでは、と
私は思いました。

目的(≒目指すところ)が定まっていれば、
大なり小なり試行錯誤することはあっても、
漠然とした迷いや不安はなくなります。

どんな道をどんな順番で辿っても、
どこに行けばいいか分かっているから。

目指すところに近づけるように、
時に試行錯誤しながら
あらゆる手段を試して進んでいけばいい。

自分がやりたいことの本質は何か?
を定められたら、それを実現するために
いろんな手段を試してみればいい。

もし、やりたいことが分からないのであれば、
誰かのために自分ができることを
考えるのはいかがでしょう。

人間、本能的に”誰かの役に立ちたい”と
思っているそうです。

誰かの役に立てている時が、
一番生きがいを感じられるのだ
と言った有名人もいます。

自分が関わる周りの人たちのことを見て、
そのために自分が何ができるか、
どう動けばいいかを考えてみる。

人間自分のことこそ一番
よくわかっていませんから、
そっちの方が向かう先が
見つかりやすいかもしれません。

レタッチで言えば、
ゴミ除去や色補正はあくまで手段。

本来の目的は、伝えたい
イメージや感覚、雰囲気を
まっすぐ届けること。

普段の生活で言えば、
仕事や勉強、家事、何かの練習などは
あくまで手段。

本来の目的は、
自分の本質的にやりたいことで
誰かの役に立つこと。

ちょっとわかりにくい話に
なってしまった気がしますが、

・自分がやりたいことの本質
 (≒目的/ゴール)を見つけると
 迷いや不安がなくなる

・自分のことで迷うなら、
 周りの誰かのためを目的に据えて
 自分の今できることをやる

こんな風に生きられたら、
余計な悩みを抱えずに
心軽くいられるかもしれませんね^^

ということで、
今回はこの辺で失礼します。

ではまた!

この記事の投稿者

入社間もない採用アシスタント兼広報担当。
学歴高卒/完全未経験で拾っていただき、日々勉強しながら&調べながら発信中。
とりあえずITパスポートは入社後3週間ちょいで取得済。
趣味は絵とカラオケと自転車(眺める専)、九州の実家には拾った猫3匹&カメ1匹が鎮座。