ITの中で聞く”インフラ”とは

そもそもインフラとは

インフラは「インフラストラクチャ」の略。

基礎、基盤、土台...というような意味があるそう。

身近なところで言うと、水道やガス、電気、道路、鉄道など、生活していく上で欠かせないものが”生活インフラ”と呼ばれていますね。

これらの環境がないと、普通に起きて、食事して、通勤通学して、帰って風呂入って寝る...みたいな毎日やってる当たり前の生活が成り立ちません。

ITの中で言う”インフラ”は、私たちが操作する”アプリケーション”を当たり前に使えるようにするための土台にあたる部分です。

具体的には、ネットワークやサーバーのこと。

それらとアプリケーションの間にある、OSやミドルウェアも、インフラの中に含まれたりします。

ちなみにOSは、コンピュータがコンピュータとして機能するためのソフトウェアで、基本ソフトウェアと呼ばれます。

WindowsとかMacとかって聞くと分かりやすいかもですね。

ミドルウェアはアプリケーションとOSの中間にあり、複雑な処理をしてくれるものです。
種類は、Webサーバー、アプリケーションサーバー、データベース管理サーバー...という風に分かれるようです。

ネットに繋がって、普通に動作して、当たり前にアプリケーションが使える、という環境部分が、IT分野での”インフラ”と呼ばれています。

今ご覧のWebサイトを見るとか、銀行のATMでお金の出し入れをするとか振り込むとか、電車に乗るときに交通ICで払うとか、当たり前に使っているものもインフラと繋がっています。

決して、今目の前で使っているPCやスマートフォン、ATMや改札などの機械と、中で動いているソフトウェアだけでは完結できません。

必ずネットワークやサーバーと連動しています。

水道管に水が通ってないと、蛇口だけあっても水が出てこないのと同じイメージですね。

今更インフラって需要あるの?

インターネットなんて当たり前に普及していて、便利なサービスとかアプリケーションを当たり前に使えるようになったのだから、ベースのインフラ部分なんてとうに出来上がっているのでは...??

なんてイメージを個人的に勝手に抱いていました。

ですが言われてみれば、もともとメールやチャットなどの文字のやり取りがメインだった時代から、画像や動画を当たり前に送受信する時代へと変遷...

カメラが高性能になり、写真の画像データは大きくなるし。
動画投稿サイトが普及、配信もできたり見れたりするし。
情勢的にテレワークが広まり、ビデオ会議が当たり前に...

またIoTと呼ばれる、家電を家の外からスマホで操作できるような、モノをネットに繋ぐ技術も広まりつつあったり、AIの活用が当たり前になりつつあるので、さらにデータの通信や保存の量が激増。

それらに耐えられるよう、ネットワークやサーバーを高性能にしたり、増設したりといったインフラの増強はよりより必要になっているのだそうです。

おわりに

昨今なんでもデジタル化だ、DXだ、システムだ...と騒がれ、開発できるシステムエンジニアが足りてないとよく言われています。

けれどシステムが動くのも、インフラあってこそ。

であれば、開発されるシステムと同じくらいインフラだって必要なわけで、構築できるインフラエンジニアもそれだけ必要になります。

当たり前に使える、動作する環境を実現し続けるための土台をつくるインフラ。

今回はふわっとした話で終えてしまいましたが、次回からはもう少しネットワークやサーバーに踏み込んだ内容を書いていこうかと思います。

もちろん私も勉強しながらなんですが...

ということで今回はこの辺で。

参考にさせていただいた文献

インフラエンジニアの知識と実務がしっかりわかる教科書:インフラエンジニア研究会 著

この記事の投稿者

入社約半年の本社アシスタント兼広報担当。
学歴高卒/完全未経験で拾っていただき、日々勉強しながら&調べながら発信中。
とりあえずITパスポートは入社後3週間ちょいで取得済。
1-2か月の間、隣で開発中のシステムのテスト作業を少し手伝わせてもらったことも。
趣味は絵(アナログ)とカラオケ(週1~)、九州の実家には拾った猫3匹&カメ1匹が鎮座。