目の前に描く未来図/目標達成の第一歩

遠くない将来、こうなりたいな...
と、思い描くことはありますか。

自分で何か作れるようになって、それで誰かが喜んでくれるようになって、それを生業にできたらいいな、とか。

もしそんな夢があったら、本当に叶えたいと思うなら、どうすればいいのだろう。
何からすればいいのだろう。

大抵の人は、なんかぼんやり、こうなったらいいな~...と思うだけで終わってしまいます。
そんなのもったいない。
そこで終わらないために。

まずは、ぼんやりしている「こうなりたいな」を今目の前で見ているかのように具体的に思い描いてしまいましょう。
それを叶え終えた自分の姿を、できるだけ詳細に想像します。
可能であれば、絵や図、言葉で書き出してしまった方がなおよし。

例えば、音楽のコンクールで入賞したいとしましょう。
その時の会場はどこで、ステージの様子はこんな感じ、楽器はこの辺にあって、自分の衣装の色や形はこうで、履いている靴、髪型、曲はこれで、もらったトロフィーはこんな形で......

など。
目の前にあるかのように、できるだけ細かく設定します。

Webデザイナーになりたい、としましょう。
同じように、普段どんな服を着て仕事して、使っているパソコンはこんな感じ、こんな人と一緒に話して働いて、出来上がったものは依頼者にとても喜んでもらえて...

こんな感じでしょうか。

大事なのは、目の前に映し出されているくらい鮮明に思い描くこと。

そして、その絵や図、文章なんかで書いたところに、完了形で書き加えます。
「コンクールで入賞しました」
「Webデザイナーになりました」

なりたい、ではなく、「なりました」
したい、ではなく、「しました」
と書きます。

自分の脳みそに、「これは当然叶えられるものなんだ」と思わせてしまいましょう。

次に。
思い描いたものを叶えるためにどうするか...ですが、
「それを叶えて当然レベルの人間になることを目指す」
という視点で考えてみましょう。

コンクールで入賞するくらいなら、このくらいの練習量は必要かな。
この曲をきれいに演奏できるためには、この部分をもっと研究しないといけないな。
演奏で人の心を揺さぶらないといけないから、こういう工夫をしてみよう。
この曲を作った人はどんな人で、どういう思いで、状況で作ったのだろうか...そこまで思いを馳せられたのなら、他の演奏者より素敵な演奏ができるだろうか。
とか。

Webデザイナーなら、どういう知識が必須だろう、何を勉強すべきだろう。
どういうソフトやツールが使えたら、役に立つだろう。
依頼者を喜ばせられるレベルになるなら、より何を研究すべきだろう。
とか。

そういった物理的で現実的な側面もそうですし、精神的な面ももちろん当てはまります。

入賞するくらいの人間が、練習しない日なんて作らないだろう、多少なにかあっても練習するに違いない。
これくらい細かいところにまで気を配って演奏しているだろう。
気持ちの入れ方から抜きんでているに違いない。

Webデザインを仕事にできるくらいの人間が、これくらいの知識を身に着けることを怠るわけないだろう。
良いものを作るためにあの手この手を考えて、いろんなものを使いこなしているだろう。
自己満足では喜んでもらえないのだから、これくらい相手の意図を汲むよう考えるだろう。

といった具合でしょうか。

こんな風に、「なりたい未来」がぼんやり見えたのなら、それをできるだけ具体的に鮮明に思い描くことから始めてみましょう。
そして、「叶えて当たり前レベルの人間」を目指すことで、これからどうしたらいいのか、何からすればいいのかが、少しずつ見えてくると思います。

普段私たちが思考している脳みその、もう少し深いところまで、「叶えられる」と思い込ませ、味方につけてしまいましょう。
そして書き出した未来図(もちろん文字でもOK)は、捨てずにとっておいて、時々見返して元気をもらいましょう^^

ToDoリストを考える前に、「こういう人を目指す」を考えてみると、自ずと「叶えられる人」になっていき、思い描いた未来は現実味を帯びていくに違いありません。

この記事の投稿者

入社間もない採用アシスタント兼広報担当。
学歴高卒/完全未経験で拾っていただき、日々勉強しながら&調べながら発信中。
とりあえずITパスポートは入社後3週間ちょいで取得済。
趣味は絵とカラオケと自転車(眺める専)、九州の実家には拾った猫3匹&カメ1匹が鎮座。