IT業界の仕事とは/現場のトラブル・困ったを解決~フィールドエンジニア編
ITと一口に言われても、溢れすぎていてイメージぼんやりしませんか。
どんな分野があって実際のところどんな仕事をしているのか、
業界初心者が同じ目線で職業レポートしていくシリーズです。
なんか多分、PC使って仕事してるんでしょ...??
から一緒に抜け出しましょう。
大まかなタイプ別レポートはこちら↓
このページの内容
フィールドエンジニアとは
求められること
仕事内容が似ている別のポジション
現場のトラブル解決
現場に導入されている機器やサービスについて、
お客さんが困っている時にお呼びがかかり、
トラブルに対応したり点検をしたりするお仕事を
「フィールドエンジニア」と呼びます。
”フィールド”は”現場”の意味。
現場に直接出向いてトラブル解決する人たちですね。
例えば
設置されているIT機器と言えば、
PCをはじめ、プリンタや電話、FAXなど
会社で使われるOA機器と言われるもの、
またサーバやルータなどネットワークに繋ぐ機器、
お店で決済に使われるPOSレジ、クレジット端末、
ATMから医療系まで様々。
PC内で動くソフトウェアよりも、
物理的なハードウェアを扱う会社での活躍が主になります。
役割・期待されること
機器導入後に障害やトラブルが起こった時の修理や、
きちんと動くよう定期的に点検・メンテナンスするのが役割。
扱う機器に詳しいことはもちろんなのですが、
お呼びがかかった時は、あくまで目的はトラブル解決なので、
その機器以外の周辺知識もある方が、いろいろな角度から
トラブルの原因を探ることができます。
例えばネットに接続する機器...ルータやLANなどを
扱っているのであれば、それ本体だけではなく、
繋いでいるケーブルについてだったり、
電機系統や通信のしくみについて知っておくといい、など。
まさかの体力
それから、現場に赴く時には工具が必要になりますから、
求人によっては”腕力のある人”が条件に含まれることも...
ATMの設置・点検修理をするフィールドエンジニアであれば、
普段持ち歩く工具は総重量25kgあるそうですよ。
たしかに、時々ATMの点検整備している方の姿を見かけると、
防護服かと思うような恰好に大きな荷物を携えていたような...
設置のプロ
ちなみに、製品の最初の導入や設定は、
ポストセールスエンジニアであったり、
設置のプロフェッショナル(システム設置エンジニア)
の仕事であることが多いらしいです。
システム設置エンジニアは、
PC周りの配線、電源などのハードウェアから
ソフトウェアのインストール・設定などまで
含まれるとのこと。
ただ、企業によって
フィールドエンジニアという肩書の割に営業に寄っていたり、
営業エンジニアという名前の割に設置に寄っていたりと
肩書と内実には偏りがあるようです。
お客さんとしては、買った後の方が気になるところ。
生活していると家電の方が身近ですが、実家のエアコンの様子が
しょっちゅうおかしくなり、何度も電気屋さんにお世話になりました。
設置場所も二階の足場が無いところだったりで、
だいぶ危ない作業をさせてしまいました(しかも特例で)。
壊れたり動かなかったりすると不安になりますし、
それが事業や業務に影響するならなおさら
緊急性や復帰の迅速さが求められることでしょう。
レジ動かなかったら店開けられませんし、
医療機器なら患者さんの命に関わります。
困ったら相談できる、いざとなったら頼れる、
駆けつけてくれるエンジニアがいることで
安心して製品を使うことができ、
それによって助けられる人も多くなります。
なにがあってもきっと大丈夫、という安心は
技術やサービスに対する信頼にも、
それを提供する企業への信頼にもつながります。
ということで、今回のレポートは以上です。
ではまた!
この記事の投稿者
入社間もない採用アシスタント兼広報担当。
学歴高卒/完全未経験で拾っていただき、日々勉強しながら&調べながら発信中。
とりあえずITパスポートは入社後3週間ちょいで取得済。
趣味は絵とカラオケと自転車(眺める専)、九州の実家には拾った猫3匹&カメ1匹が鎮座。
参考にさせていただいた書籍やサイト(順不同・敬称等略)
情報処理エンジニア職業ガイド / 豊沢 聡 / 大間 哲 ◎共著
https://hataractive.jp/occupation/52/
https://www.geekly.co.jp/column/cat-position/field-engineer/