IT業界の仕事とは/ネットワークを守るオペレータ
at-tecj今や、あまりにも身の周りに浸透しているＩＴ技術。
それゆえに、”IT業界”と一口に言われても
具体的な分野や職種を具体的に思い浮かべるのは
なかなか難しい気もしませんか。
ここでは、実際にどんな仕事があるのかを
業界初心者が職業レポートしていきます。
いやまあ、ITと言うくらいだから、
パソコン使って仕事してるんでしょ...？？
ってところから一緒に一歩抜け出しましょうb
このページの内容
ネットワークオペレータについて
知識や技術について
ネットを監視して守る
例えば、普段当たり前に使っているインターネットですが、
これは1日24時間、365日ずっといつでも
使えるものっていう認識ですよね。
世間的な休日でも、多くの人が眠っている夜でも
ネットにはいつでも接続できて、自動化されたシステムや
サービスを利用することができます。
電話だっていつでもかけることができます
(相手が起きていないと応答してもらえませんが)。
そうしたシステムをいつでも使えるよう守る、
「ITエンジニア」という職があり、
中でも電話網やインターネットなど
大きな規模のネットワークを守る
「ネットワークオペレータ」がいます。
ネットワークオペレータ
企業に導入されているネットワーク機器の
運用、保守、監視がネットワークオペレータの
主な業務内容になるようです。
身の回りにある通信は、Wi-FiとかBluetoothとか
無線のものが身近な気がしていますが、
ネットワークも異空間で作っているわけではないので、
物理的な機器がちゃんと存在しています。
※通信の仕組みに関しては、「ネットワークエンジニア」について
書こうと思ったときに、こちらの記事にまとめてみたので
是非参考程度にご覧くださいませ↓
IT業界の仕事とは/通信のスペシャリスト、ネットワークエンジニア
ITとひとことで言えども、分野も職種も様々。 具体的にどんな分野があってどんな仕事をしているのかを、業界初心者が同じ目線でレポートしていきます。 ...パソコンの仕事…
アットテック株式会社 
(仕事内容にフォーカスしたかったんですが、
結果技術内容でボリュームを稼いでしまっている
ような気がします。)
具体的なお仕事としては、以下のように。
ネットワーク機器にログインし活動ログをチェック、
それからアップデートやリセット、
故障してしまったときの修理の手配。
障害が発生するなど異常事態の時には、
原因がどこなのかを特定したり、
上に指示を仰いだり(エスカレーション)します。
また、ネットワークの契約の更新をしたり、
機器の定期的な再起動や更新、
ネットワークに外部から悪さをされないように
通信を制限したり、データを暗号化するなど。
そして、通信システムに異常がないかを
専用のソフトで監視しています。
監視する側とされる側で
データを投げ合って反応があるかをチェック、
なければ障害が起こっていると判断して
アラートが鳴るそう。
アラートが鳴ったら、監視ソフトが教えてくれる
内容に沿って、ネットワークオペレータが
対応していくようです。
そして、ネットワークは24時間365日
稼働していなくては困る代物ですので、
勤務時間は不規則になるようです。
土日や休日、夜勤であったり、
シフト制での勤務になります。
知識や技術
ネットワーク専門のオペレータなので、
仕事にするならこれらの知識はもちろん要りますね。
ネットワーク機器
前述しているネットワーク機器とは、
文字通りネットワークに接続する時に
使われる機器のこと。
固有名詞になってしまいますが、
・インターネットに有線接続するLANケーブル
・ケーブルの中継器リピーター
・適切な場所に信号を送り込むスイッチ
・隣接する機械を通信するブリッジ
・外部ネットワークに接続するルーター
・不正アクセスを防ぐファイアウォール
・セキュリティ機能のUTM
といった具合です。
また、ネットワークの仕組みについての
基礎的な知識も求められます。
前述のネットワークエンジニアについて
投稿した記事に少し書いていますが、
通信するときのコンピュータ同士の決め事である
TCP/IPについてなどがこれに当たります。
クラウド
技術の発展や時代の流れとも言えますが、
いろんなものがインターネットを介して
利用できるようになっています。
「クラウド」の技術ですね。
クラウドでは、ソフトをブラウザから使える以外にも、
ストレージなどハードウェア系も利用できるので、
これらを導入する企業も増え、
この知識も求められることが増えていくようです。
(これらもクラウドエンジニアについて
投稿した際に調べものしてまとめているので、
よろしければご覧ください↓)
IT業界の仕事とは/仮想サービスを作るクラウドエンジニア
今や私たちの生活にも仕事にも欠かせないIT技術ですが、ITとひとことで言われても、分野も多いし範囲も広くてとんでもなく掴みづらい。 実際どんな仕事があるの、と聞かれ…
進路
実務の中でネットワークについての
知識や技術がついてきたら、
より上流工程に携わる道を
目指すことができます。
上記オペレーターの仕事は、
できているネットワークの運用、保守、監視
といった部分でした。
そこから、ネットワークの設計、構築など
もう少し前の段階―作る段階に
関わることができるそうですよ。
資格としては、
・ITパスポート
↓
・基本情報技術者試験
↓
・応用情報技術者試験
↓
・ネットワークスペシャリスト試験
という風に、難易度ごとに段階を踏んで
どんどん難しい試験にトライすることで、
知識の習得は目指せるようです。
もはや我々にとっては、ネットや電話は
いつでも使えて当たり前の感覚になっています。
あのレストラン今営業してるかな、と考えるみたいに
今使えるかな、なんて意識することもありません。
それは、そんなネットワークをいつでもしっかり使えるように、
不具合が起きていないかチェックし、何かトラブルが起きたら
すぐに復旧できるように処理をする、
トラブル対応中も途切れず使えるようにしておく...
そんなエンジニアの存在あってこそと言えます。
生活に欠かせないネットワークを守ることで、
いつでも頼れるという無意識のうちの安心を
守る仕事なんですね。
ということで、今回のレポートは以上です。
ではまた！
この記事の投稿者
入社間もない採用アシスタント兼広報担当。
学歴高卒/完全未経験で拾っていただき、日々勉強しながら＆調べながら発信中。
とりあえずITパスポートは入社後３週間ちょいで取得済。
趣味は絵とカラオケと自転車(眺める専)、九州の実家には拾った猫３匹＆カメ１匹が鎮座。
参考にさせていただいた書籍やサイト(順不同・敬称等略)
情報処理エンジニア職業ガイド / 豊沢 聡 / 大間 哲 ◎共著
https://career.levtech.jp/guide/knowhow/article/308/
https://www.netvisionacademy.com/column/638/
https://it-trend.jp/network-device/article/242-682
