IT業界の仕事とは/お金の不正や間違いを許さない~取引の超透明化エンジニア編
ITと一口に言っても、分野も職種も様々。
多分、パソコン使ってお仕事してるんでしょ...?
っていうところから一歩抜け出しましょうb
業界初心者が同じ目線で
職業レポートを書いていくシリーズです。
おおまかなタイプはこちらにまとめてますので、
よろしければご参考までに。
このページの内容
ブロックチェーンについて
ブロックチェーンに使われる知識や技術
お金のやり取りを超透明化する
お金のやり取りをするときに、例えば
内容が悪意をもって変更(改ざん)されたり、
システムが落ちて取引が上手くいかなかったり、
二重に支払ってしまったり、
取引自体がなかったことにされたり...
といったことがあっては困ります。
上記のようなことが起こらないように開発された、
「ブロックチェーン」という技術があります。
ビットコインで一躍有名になりました。
→誰がデータを書いたか分かる署名を付与することで、
なりすましや改ざんを防ぐ。
→データに固有IDを与えて改ざんや破損を瞬時に検知。
→また、コンピュータ同士を先生と生徒のような関係にするのではなく、
対等に1on1でやり取りすることで、先生にあたるコンピュータが
ダウンしてシステム全停止...などとならないようにする。
→また、取引された内容にお互い食い違いが出ないように、
正しいかどうかを検証するルールを設ける。
こういった技術により、
改ざんがほぼ不可能で、システムがダウンすることがなく、
正しい取引ができて記録も消せない、
といったことが可能になりました。
知識や技術
上記のおおまかに4つの技術が必要になります。
誰が書いたか分かるようにするのは、「電子署名」と呼ばれています。
暗号化するための鍵と、それを復号するための鍵が作られ、
受信した側が、送信者がなりすまされていないか、
内容が書き換えられていないかを確認することができます。
データに与えられる固有IDは「ハッシュ値」と呼ばれます。
元データが一文字でも違えば、全く違うIDを付与され、
さらにハッシュ値から元データを特定することはできません。
コンピュータ同士が対等な1on1の関係であることを、
P2P(ピアツーピア)といいます。
同僚同士...みたいな意味です。
前述のようにまとめる先生役がいないので、コンピュータがどれか
機能しなくなっても、システム自体は動き続けられます。
取引内容に食い違いがないか、正しいか検証するルールは、
コンセンサスアルゴリズムと呼ばれています。
取引を行う不特定多数の人の中に、
悪意を持って不正を働こうとしている者がいたり、
なにか不具合が起きてちゃんと動作しなくなった人がいても、
取引が正しく行われるようにします。
上記のようなシステムなので、データを分散して管理する技術、
データベース、セキュリティ...などの知識が求められるようです。
ブロックチェーンは比較的新しい技術なので、基礎的な知識があって、
そこからさらに研究していけるような人向けの職のようです。
なかなか専門用語も登場して、さらに個人的にはあまり身近な話でもなく、
分かりやすく書けたか自信がありませんが...;
細かい話はかなりカットしてしまったので、
興味のある方は是非調べてみてくださいねb
お金に関しては、正しくやりとりが行われないと
とんでもないトラブルの元になります。
高度な技術によるシステムのおかげで
超透明な取引ができるようになると、
”取引が正常になされるかどうか”という部分に
不安を抱かなくてよくなります。
利用者は、取引の内容にだけ気を向けていればよくなり、
より良い選択ができるようになっているのではないでしょうか。
ということで、今回のレポートは以上です。
ではまた!
この記事の投稿者
入社間もない採用アシスタント兼広報担当。
学歴高卒/完全未経験で拾っていただき、日々勉強しながら&調べながら発信中。
とりあえずITパスポートは入社後3週間ちょいで取得済。
趣味は絵とカラオケと自転車(眺める専)、九州の実家には拾った猫3匹&カメ1匹が鎮座。
参考にさせていただいた書籍やサイト(順不同・敬称等略)
情報処理エンジニア職業ガイド 豊沢 聡 / 大間 哲 ◎共著
https://www.softbank.jp/biz/blog/business/articles/201804/blockchain-basic/